勇者が死んだ! ネタバレ 130話(前編)アンリの状況、過酷やね…
前回、とうとう魔王の死体を手に入れたトウカたち。しかし、アンリにはトウカ側かアンリのお兄さん側か、どちらかを選ばなければならなくなっていました。
非常に難しい決断をしなくてはいけない事態にアンリが下した決断は……?
回想。
悲しむアンリの前には、アンリの友達だった子供たちが倒れています。
おそらく、アンリのお兄さんが殺したか犠牲にしたかと思われます。
「友達……だったんだぞ……」
「アンリ…死は終わりじゃない 彼らの死は残された同胞の…俺たちの未来に繋がる 何も悲しくはない」
そういいながら、兄貴は友達を操作します。
ネクロマンサーがそういうスキル持ちとはいえ、妹の友達を当然のこととして使えるなんてパないです。
レナードを倒したトウカ、ユナたちに対峙するエセルや兄貴たち。
トウカたちは犠牲にすることなく世界を救う方法を探したいのですが、エセルたちは大勢の犠牲を出してでも世界を救うべきだ、と考えています。
「あたしはレナードに同情するね あんたは理想を語るだけ具体的な方法を何も提示できていない まさかニーソで世界を救えるとでも言うんじゃないだろうね?」
まあ、これがリアルなら師匠のいうことはごもっともです。笑
しかし、私はさんざんトウカがニーソで奇跡を起こすところを見ています。ここまできたら二―ソで世界を救ってもらいたいですね。笑
アンリの兄貴にトウカはいいます、王族や貴族を倒したあとは支配者が変わるだけで何もかわらないのではないか、と。
「違うな 俺たちは人の魂を喰らい永遠に支配しようとは思わない 屍術師であることを隠すつもりもない 人と屍術師が真の意味で共生する世界を俺たちは目指す」
この兄貴のいう方法は魔力の低いものは生き残れません。
それゆえ、魔力の低い子どもや人間が死んでしまうという犠牲を払うのは確実ということです。
ちなみに、ここらへんでカイルさんが口をはさみますが、あっさり黙っててと言われています。笑
エセルはアンリに魔王を手にしたのはあんただからこの場をどうするかはアンリの決断次第だと言います。
ああ~、こんな大人でも大変な決断をさせられてしまうアンリ……。
どっちに転んでも何かを諦めなければならない状況です。
(門を封印しなければ大勢の人が…トウカ殿が死んでしまう)
(屍術師と人間は共存できない だとしたら私たち屍術師は…地獄に帰るべきだ そしてトウカ殿に門を封印してもらう それが世界を救う唯一の道…)
(だが トウカ殿の仲間でいる限り…私を地獄に残して門を封印すること、トウカ殿は ためらうかもしれない だとしたら…私の取るべき選択は…)
「兄上殿…魔王の死体は私が使う それが条件だ」
「決めたぞ…兄上殿たちと私は行く 邪魔をするならトウカ殿たちは敵だぞ」
次回へ続きます。
か、悲しすぎる……。
こういう決断するときって思考の過程を当然言いませんから絶対に誤解生まれるんですよね……。
レナード、違うよ。これはそのアンリの優しさだからねっ?
割とこういう展開は好きな方なんですが、その女の子(それも幼い)でやられるとめちゃくちゃきついです……。
ていうか女の子に非情な展開が続くと心が折れる、私は女の子には徹底的に優しくしないと気が済まないせいもあるからかもしれませんが。
もろもろは置いておいて、鼻水出てないアンリはとてもかっこいいです。屍術師方々は常に異常を抱えながら地上で生活してるわけなんでほんと大変ですよね。
まだ、異常発汗くらいが見た目的にいうとマシそうです。笑
鼻水だとぼけーっとしてそうに見えますしね!
にしても10ページとは思えないくらいでした。とても濃い。これだったら前編後編にわけられてても文句ないです。
カイルさん、またメインで活躍してくれないかなぁ。笑