出版社への持ち込みをした体験から言えること
話には聞くけど持ち込みって怖そう・・・・・・
「バクマン。」などで持ち込みのイメージはだいたいつかめるとは思うのですが、実際にはどうなんだろ、っていう方はけっこういると思います。
「よく持ち込みとかいけるよね・・・? 絶対ぼろくそに言われるだろうし怖そう」
と言われることもしばしばあります。
持ち込み=怖いというイメージの方は自分の作品をきっとボロボロに言われると思われている方が多いのではないでしょうか?
結論から言うと、ボロクソに言われます。
でも、それはその作品がそうだから言われるだけなのです。未熟であればそのレベルなりに言われるし、ある一定のレベルを超えていれば賞賛もしてくれるのです。
一生懸命自分の原稿を読んでくれる人
ひと昔前でも、今でも酷い編集の話は聞きますよね。でも、それらの人が全てではないです。幸いというか私が酷いな、と感じた編集は出会った中で二、三人でしたね。
その他の人たちはというと、次の作品にとりかかるための意欲をくれた人たちでした(具体的には後日書きます)。
出版不況ということもありますし、またたくさんの雑誌やアプリがあるので必ずしも自分の担当する媒体に来てくれるわけではありません。昔はジャンプや大手が強かったでしょうけど、こだわらなくていいようになりました。ネットで拡散もしますし。
対応酷いとネットで一気に広まりますからね。
ともかく、どんだけ酷い出来でも最後まで読んでくださいます。そっ閉じとかはされたことないです。上記の合わなかった編集さん相手でも。
これが友人の場合だと「読むのやめていい?」とかもありえますから。笑
作品の出来が悪くても次への課題をしっかり言ってくださるので、私個人としては持ち込みは楽しいくらいなのです。
おそれずに突っ込め!
ともかく、拙くても見せればいいんです!
プロの編集にただでアドバイスをもらえるのですから。もちろん、思考停止でいってはいけません。
私は行く前に必ず自分の作品に対してこんな意見が出るだろう、と予測してから行くようにしています。
心の予防線を張る意味もあるのですが、自分の考えと編集の考えのズレをチェックするためでもあります。
そうやって自分の感情だけではなく、相手の意見を見る度量をつくっておくんですね。
効果はかなりあります。豆腐メンタルの私ですが、このおかげで持ち込みは楽やらせてもらっています。
作品は感想をもらってこそ完結するのではないでしょうか。ガンガン仕上げて感想をもらっていきましょう!
追記(2018.6.14)
持ち込みをしてよかったな、と思えた編集さんの共通点
ともかく、長所を必ずいってくれる!!
↑に尽きます。
当時は「絵に愛嬌があるよ」と言ってくださった方が何人かいました。
私自身も自分の絵は好きだったので素直に喜びました。笑
が、今見直すと愛嬌だけでは片づけられない下手さだな、と思います。(;’∀’)
それだけ一生懸命いいところを見つけようとしてくださっていたのかな、と今なら思います。
クリエイターっていうものは結局、叩かれるよりも褒められる方が伸びるんじゃないでしょうか?
編集さんは課題を指摘するのももちろんですが、本人が気づかないいいところを見つけてくれる人が良いのだと思います。